IRC サーバの実装機能
このドキュメントでは、ft_irc プロジェクトで実装された IRC サーバの主要な機能と、対応する IRC RFC 1459 コマンドを一覧で示します。
1. 接続とセッション管理
PASS: 接続パスワードの設定。サーバパスワードが設定されている場合、認証のために必須となります。NICK: ニックネームの設定および変更。USER: ユーザー名とホスト名の設定。QUIT: サーバーからの切断。
2. メッセージ送信
PRIVMSG: 特定のユーザーまたはチャネルへのプライベートメッセージ送信。NOTICE:PRIVMSGと同様の機能ですが、応答を期待しない通知メッセージです。
3. チャネル管理
JOIN: チャネルへの参加。パスワード付きチャネルにも対応。PART: チャネルからの退出。TOPIC: チャネルのトピック設定および参照。LIST: サーバー上のアクティブなチャネルを一覧表示。INVITE: 他のユーザーをチャネルに招待。招待制チャネルにも対応。KICK: 指定したユーザーをチャネルから強制的に退出させる。
4. チャネルモードとオペレータ
MODE: ユーザーモードとチャネルモードの変更。i: 招待制 (+i)。t: トピック保護 (+t)。オペレータのみがトピックを変更可能。k: パスワード (+k)。パスワードを設定・解除。o: オペレータ権限 (+o)。チャネルオペレータの追加・削除。l: ユーザー数の制限 (+l)。チャネルに参加できる最大人数を設定。
備考:
- エラー処理 : RFC 1459 に基づき、各コマンドに対して適切なエラーコード(例:
461 ERR_NEEDMOREPARAMS)を返します。 - クライアントからの接続: クライアントからこれらのコマンドを受け付ける準備ができています。
- IRC RFC 1459: 本プロジェクトは IRC RFC 1459 をベースとして実装されていますが、全ての仕様を網羅しているわけではありません。上記の機能リストが、本サーバが対応するコマンドの完全なリストとなります。