FTP接続ガイド
本プロジェクトでは、vsftpdを使用したFTPサーバーが稼働しており、開発者の手元のマシン(ホストOS)からWordPressのファイルシステムに安全にアクセスできます。
FTP接続のメリット
docker-compose.yml のバインドマウント機能を使えばホストの ~/data/wordpress を直接編集できますが、FTP接続には以下のメリットがあります。
- 本番環境のシミュレーション: 実際のリモートサーバー(クラウド環境など)ではバインドマウントが使えないことが多く、FTP/SFTPが標準的な更新手段です。
- 権限管理の遵守: FTP経由でアップロードされたファイルは、システム側で適切な権限(
www-data等)に自動修正される設定になっている場合があり、権限トラブルを防ぎます。 - 専用クライアントの利便性: FileZillaなどのツールを使うことで、大量のファイル転送や差分アップロードが容易になります。
接続情報
| 項目 | 設定値 | 備考 |
|---|---|---|
| ホスト | 127.0.0.1 (localhost) | ※VM環境の場合はVMのIPアドレスを指定 |
| プロトコル | FTP (ファイル転送プロトコル) | FTPS/SFTPではありません |
| 暗号化 | 明示的なFTP over TLSが必要な場合あり | プロジェクト設定による |
| ログオンタイプ | 通常 (Normal) | |
| ユーザー | .env の FTP_USER | デフォルト例: devuser |
| パスワード | .env の FTP_PASSWORD | デフォルト例: devuser |
| ポート | 21 |
NOTE
VM (VirtualBox等) 上で実行している場合、ホストOS(Mac/Windows)から接続するにはポートフォワーディング設定が必要です。 Docker Infrastructureの規定ではポート21を使用します。
接続手順 (FileZilla)
- FileZilla を起動し、左上の「サイトマネージャー」を開きます。
- 新しいサイト を作成し、上記「接続情報」を入力します。
- 接続 ボタンをクリックします。
- 成功すると、右側のパネルにWordPressのディレクトリ(
/var/www/html相当)が表示されます。
接続手順 (CLI)
ターミナルから ftp コマンドで接続することも可能です。
bash
# ローカルホストに接続
ftp -p 127.0.0.1 21
# ユーザー名入力
Name: <FTP_USER>
# パスワード入力
Password: <FTP_PASSWORD>
# 接続成功後、コマンド操作
ftp> ls
ftp> cd wp-content/themes
ftp> put style.css
ftp> quitトラブルシューティング
- 接続できない (Connection refused):
- コンテナが起動しているか
docker psで確認してください。 - ファイアウォール設定を確認してください(
ufw allow 21)。
- コンテナが起動しているか
- ログインできない (Login incorrect):
.envファイルの設定値を確認してください。- コンテナ再構築 (
make re) でユーザー情報が再生成された可能性があります。
- パッシブモードのエラー:
- クライアントの設定で「転送設定 > 転送モード」を「アクティブ」または「パッシブ」に切り替えて試してください。